ずるびきあんかけ

zurubiki石巻・飯野川発「ずるびき」あんかけは、宮城県石巻市のまちづくり研究会、農事組合法人、製麺会社、水産加工会社、大学が連携して開発した商品です。

「ずるびき」は、宮城県石巻市飯野川地区(旧河北町)で古くから祝いの日や仏事の席などで食される郷土料理です。東北地方に広く伝わる「おくずかけ」と同様の料理ですが、仙台藩の城郭としての役割を担う「所(ところ)」・「要害(ようがい)」が置かれていた石巻市飯野川地区と岩手県胆沢郡金ケ崎町では、足軽や商人たちが居住していた町人町(ちょうにんまち)を中心に「ずるびき」と呼ばれていました。

「ずるびき」の語源については、諸説言い伝えがありますが、一般的に「ずる」は「ずるずる」と汁をすする、「びき」はあんかけのとろみが「ひく」という解釈がなされる傾向が見られます。

石巻・飯野川発「ずるびき」あんかけは、東北地方の郷土料理「ずるびき」を現代風にアレンジした商品です。本商品の開発に際しては、「被災地の産業復興に向けて、異業種が相互に連携し、新しい商品価値を創造したい」という想いが込められています。

原材料のしいたけ・にんじん・ごぼう・つきこん・油揚げは、地域の食料自給率を高めていきたいという考えにもとづき、石巻市や近隣地域で生産されているものを積極的に使用しています。地域で調達できない原材料については、国内産の原料を厳選し、使用しています。