石原ゼミナール

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地域経済の疲弊により、担い手不足、高齢化、中心市街地の空洞化、過疎化といった問題を抱える地域が増えています。近年は、人口減少や産業の空洞化により、財政面で苦しんでいる地方自治体も散見されます。しかしながら、地域社会に遍在している資源(リソース)を客観的に観察してみると、都市や他地域には存在しない独自性(オリジナリティ)に気づくことがあります。このような特徴は、地域の風土、文化的習慣で育まれたものであり、唯一無二の価値であると解釈することができます。市場が縮小し、国際競争が激化することが予想される今後に際しては、地域の独自性を生かした産業活性化策やマーケティング戦略を検討していくことが求められます。
当ゼミは、地域産業の活性化を図るための具体的な方策について考究するため、理論研究に加え、フィールドワークや調査活動を展開しています。研究活動に際しては、地域の現場で、地域の方々と連携しながら実証事業を推進しています(「実践につながる教育」を受けるゼミではなく、地域の現場で学生が主体的に「実践する」ゼミです)。

東日本大震災後は、地域産業の復興に寄与するための研究を志し、石巻市の被災企業とともに商品開発の手法や異業種連携によるビジネスの方策について研究しています。商品開発に際しては、マーケティングリサーチや商業実践的な実証事業を行いながら、商品の市場適用性について検証しています。

<受賞歴>
・平成28年度地産地消等優良活動表彰「東北農政局長賞」(2016年12月)
・フード・アクション・ニッポン アワード2016入賞(2016年10月:カニだしラーメン)
・平成27年度「食材王国みやぎ」推進優良活動表彰 ブランド化部門大賞(2016年2月)
・第9回いしのまき大賞(2016年1月)
・フード・アクション・ニッポン アワード2014食べて応援しよう賞受賞(2014年11月:サバだしラーメン)

<ごあいさつ>
「若い感性やアイディアを生かした」という商品開発の事例が見られますが、経営学を学ぶ私たちのゼミではマーケットインによる商品開発手法を適用しています。開発作業に際しては消費者調査の結果をとりわけ重視しています。東日本大震災から5年の歳月が経過しようとしていますが、復旧は進んでいても復興は未だ緒に就いたばかりです。被災地の大学に在籍する学生として具体的かつ実践的な活動を継続的に行っていきますので、今後ともご支援賜りますよう宜しくお願い致します。

2016年2月 石原ゼミ統括ゼミ長 伊藤大亮