レトルト中骨活用プロジェクト

石巻漁港で水揚げされる水産物は、加工原料として用いられる比率が高いため、水産加工会社から魚の中骨(三枚おろし後の水産加工残滓)が大量に排出されます。従来まで魚の中骨は、フィッシュミール(養殖の餌)の原料として用いられてきましたが、刺身や生食用商材の加工後に排出される中骨の中には鮮度の高いものがあります。石原研究室では、鮮度の高い魚の中骨をレトルト加工し、軟化したものを製品原料に用いる研究活動に着手しました。研究活動では、学校・高齢者福祉施設向け給食メニューを開発するプロジェクト(給食プロジェクト)、スーパーマーケットの惣菜向け商品を開発するプロジェクト(惣菜商品プロジェクト)、練り物などの水産加工品の原料に中骨を用いるプロジェクト(水産加工品プロジェクト)を展開しています。

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学校給食プロジェクトで開発したメニューと惣菜商品プロジェクトで開発したギンザケのはらこ飯
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水産加工品プロジェクトで開発したレトルト中骨揚げかまぼこ入り「おでんうどん」

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