どぶ漬け唐揚げ
宮城県石巻市飯野川地区に古くから伝わる製法で作った鶏の唐揚げです。飯野川地区では昔から結婚式や祝いの席などで鶏の唐揚げを食す習慣があり、冷めても美味しく食べられるように調味液を中まで浸透させるような味付けがされています。「どぶ漬け」はどっぷりタレと漬け込むという意味です。
東日本大震災の被災地となった宮城県石巻市は、震災後、人口が減少傾向にあり、沿岸部の地域の中には住民数が4分の1まで減った地域が存在しています。本商品は、過疎化が進む石巻市の郡部地域の活性化を図るために、河北・飯野川地区や旧桃生郡内の地域に伝わる食文化を生かした唐揚げです。開発に際しては、飯野川地区のまちづくり研究会や食堂事業者とともに試作作業を繰り返すとともに、地域住民に対するアンケートを行いながら地域の食文化としての適用性・可能性について調査してきました。また、2016年3月以降は、道の駅や東京都内で試食を伴うマーケティング調査を実施しながら、消費者の受容性や市場適応性について検証してきました。